2011_07/28
社会保険法
社会保険法が7月1日から変わるようです。
例えば、上海に工場がある場合には、上海人は優遇された社会保険がありますが、外来人(上海以外の地域)には総合保険という簡易的な保険しか適用されませんでした。
ただし、上海人の社会保険料はとても高く、外来人の総合保険は上海人に比べて安く企業の負担も少ないです。
新しい社会保険法では、外来人も上海人と同じ優遇された社会保険を5年間で段階的に上げていくようになります。これは、格差問題を少しでもなくそうという政府の考えです。
企業の社会保険料の負担も大きくなりますが、個人の手取りの収入も減額になってしまいます。その分の給料を上げる事はできません。
また、外国人も社会保険に加入しなくてはならないようです。ただしこれもまだまだ問題が山済みで、細則がでないと実施に向けて進まないと思います。でもこれも実施するとなると、企業にとってはとても大きな負担になってきます。
外来人、外国人の社会保険の改正によって、ますます企業の負担は増えていくことになりそうです。 特に労働集約型の企業にとっては、大変なことではないかと心配になります。