2008_01/23
工場ピンチ 電力不足
今朝、電力会社から電力調整の一報が飛び込んできた。
何故、今は冬、夏なら解るが何故???
通訳にインターネットで状況を調べさせたら、下記の様でした。
冬に入って以来、電気使用の負担が継続的に急増している事、それと石炭生産量が足りない原因により石炭の供給不足が発生し、電力の供給が足りなくなっている。また、最近連続的な雨と雪の天気の影響で、石炭の輸送に対して影響を与えている。電力と石炭の供給不足によって、全国の電力が6,963万キロワットも不足し、既に13省級の電流鉄条網が一定の電気使用量の制御を始めた。
昨日の上海は一日雪がパラついた天気だし、今日は底冷えする寒さですが、これが例年の寒さと理解していましたが・・・・。思った以上に寒いのかなー、それともやはり電力の供給が不足しているせいでしょうか、はたまた沿岸部に住んでる住人が増加し皆が一斉にエアコンをガンガン回すので、電力不足になっているかは不明です。
上海に来て2年が経過しますが、夏の電力調整の体験はありますが、冬の電力調整は初めて ウーン。公害の関係で効率が悪い小規模の電力設備を廃止し、最新式の発電設備の建設が徐々に進んでいるものの、まだまだ上海は電力不足気味の状態ではないでしょうか。夏季の電力調整も2種類あり、使用量が多いシーズンには5日間会社を休ませて電力量を下げる方式(この方式は日本でもありますね)と今回の様にあるピークが来たら突然、電力調整の連絡が入り電力使用量を下げなくてはなりません。5日間休ませるという事は1週間の休みになってしまいます。まとまった休みが7月に取れ夏休みみたいでいいのですが、その分土曜部日を振替出勤したりしますが、生産体制が狂い納期のやりくりには四苦八苦していました。
また昨年の夏はとても暑く、今回みたいな電力調整がいきなり来ます。そうなると最高の使用量を下げなくてはならないので、ある一部の装置しか稼働出来なくなります、また何時復帰する情報も電力会社から何も無いので、作業者をボーっと待たせる訳にも行かないので、半日とか振り変えにして調整はしますが、この場合においても生産体制が崩れ、お客様に迷惑が掛かってしまう事も有りました。
まだまだ、電力には不安がある中国事情です。
後は、五日市さんの言葉ではないですが、「大丈夫、総ては上手くいっている」、「電力調整が無事に終わり、電力が安定的に供給でき感謝しま〜す」とぶつぶつ呟いているのと、心の中でお願いしています。
色々な苦労の中で頑張っている上海工場です。