2022年4月12日|村田上海(中国)だより|溶射の村田ボーリング技研株式会社

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村田上海(中国)だより

2022年4月12日

2022_04/12

上海市ロックダウンの段階的解除

■ 上海市ロックダウンの段階解除について

2022年4月11日午前の市政府副秘書長・疫病予防対策指導グループ主任の発言に基づけば、上海市のロックダウン政策の現状と、今後のステップは以下の通りです。

1.検査の実施
直近2日間(4月9日・10日)で、合計2,512万人が検査を受け、その内、25,996人が異常値を示し、その一部に対して再検査を実施していることが説明されています。

2.今後の管理
今後は、閉鎖制御区(封控区)、管理制御区(管控区)、予防区(防范区)の3区域に分けて、以下の通りの管理を実施します。
4月11日の発表では、第一次のリストでは、閉鎖制御区7,624か所、管理制御区2,460か所、予防区7,565か所となっています。
各区域で異なる管理が実施されますが、その概要は、以下の通りです。

(1)閉鎖制御区
1)管理
過去7日以内に感染陽性が報告されたマンション(小区)、自然村、単位、場所が該当し、「7日間の閉鎖管理+7日間の在宅健 康観察」を実施する。
7日間の閉鎖管理期間は、区域閉鎖(マンション封鎖)、外出しない(住居内隔離)の対象となります。
7日間の閉鎖管理期間中に新たな陽性感染者が出なければ、7日間の在宅健康観察を実施(マンション内に出ることは可能であるが、複数人が集まることは禁止)。

2)対応
この14日間(7+7)に、新たな陽性感染者が出ず、13日目のPCR検査で地域内のすべてが陰性になれば閉鎖解除となり、予防区に調整する。
7日間の閉鎖管理期間中に感染陽性が出た場合、当該建物は、14日間の期間終了まで封鎖する。当該建物以外のその他地域については7日間の在宅健康観察を実施。
在宅観察期間中に感染陽性が出た場合は、状況に応じて対応する管理措置を決定する。

(2)管理制御区
1)管理
過去7日間に陽性感染が報告されていないマンション、自然村、単位または場所が該当し、7日間の在宅健康観察(マンション内に出ることは可能、マンションか らの外出は禁止。マンション内は複数人数の集合禁止)を実施する。
各世帯は、安全確保を前提に、マンションなどの指定区域に行き、配給物資を受け取る。

2)対応
7日間の在宅健康観察期間中に感染陽性者が確認された場合、閉鎖管理区に調整し、対応する管理措置を実施する。
7日間の在宅健康観察期間中に新たな陽性感染がなく、6日目にエリア内のすべてが陰性となった場合、管理制御を解除し、予防区に調整する。

(3)予防区
過去14日間に陽性感染者が報告されていないマンション、自然村、単位・場所。
所在地の街鎮の範囲で適切な活動を行い、閉鎖・管理区には移動できない。
予防区で感染者が出た場合、閉鎖制御区に調整する。

3.総論
以上の通り、(都会部の場合は)マンション単位の感染状況で、3種類に分類され、その後の状況に応じて、随時調整されていく形となります。
また、予防区になった場合でも、活動範囲は極めて制限されますので(同一街道内に、限られた人数・回数に限定)、封鎖解除とは言えません。
但し、段階的に開放を進めていく方針が明らかになったことは、今後の展開を予測するに当たり重要かと思います。

解除になっても、まだまだ自由には動けないですね。

  • 村田上海だより
  • 2022年04月12日 15:40
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