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2023_02/22

水門用油圧ロッド

先週、Φ240、全長5780mm、溶射幅5250mmの水門用油圧ロッドの溶射を行いました。

ロボットが左右に届くか心配しましたが、何とか動く事を確認できホット出来ました。

ロッド表面には、溝が全面に加工してあります。図面は面を取る指示になっていますがその加工はしていませんでした。上手く溶射出来るか不安でしたが、事前に試験ロール(Φ240×400、表面は同形状)を製作しガンの角度を振ってテスト溶射し、 Ra0.2には仕上がり、客先要求のRa0.3以下を満足する事が出来ました。

溶射材料は、Al2O3-40%TiO2。膜厚は研削代を含めて約1mm。

一つの製品が確立出来た安心と喜びがありますね。客先からは、厳しい値下げ要求がある様で、何処まで対応出来るか分かりませんが、量がまとまれば考えられる事と材料に関しては、今回一応海外の粉末を使用しましたが、国内の粉末もあるので、まだ少しの余裕はあると感じています。

因みにロッド表面の溝は、センサーで長さを測定する(水門を上げ下げする時)為に必要だと教えて貰いました。

 

テスト溶射時の写真

前加工の状態

 

溶射後:溝の幅が狭くなっているので、綺麗に研削出来るか不安もありました。

 

鏡面後の状態:縦縞模様はありますが問題は無い(事前に説明済みと実際のロッドを見に行き模様がある事を確認済み。今まではP社で溶射をしていた様です)

ただ、この製品が来ると既存の製品とかち合うのでそれが悩みどころ……。

  • 村田上海だより
  • 2023年02月22日 09:17
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