2021_02/24
ポルシェカイエンターボ「PSCB(Porsche Surface Coated Brake)」
溶射技術(HVOF)がポルシェカイエンターボのブレキーディスクに採用されていました。ポルシェの技術は、エリコンメテコの技術を採用しています。
少し調べてみると、エリコンメテコが2018年の展示会でPRしています。断面写真を見ると、素材表面が溝の形状になっているので、密着力を高めていると思います。この技術は、シリンダーに溶射する時にも適用しています。
https://motor-fan.jp/tech/photo/10004667/20180627212628000000/
このシステムは、曙ブレーキ工業の様です。特徴として、「このPSCBでは、ディスクローターをタングステンカーバイドでコーティングしたことにより、通常のブレーキよりも30%の耐久性向上とダストの低減を実現すると同時に、連続使用での耐フェード性も向上。コストはセラミックコンポジットブレーキ「PCCB」よりも低く抑えられたという。」
https://www.webcg.net/articles/-/37305?page=3
シリンダー内面の他にも車の重要部品に溶射が採用されていまが、色々な部品にも溶射が使われています。
https://www.oerlikon.com/metco/jp/industries/automotive/ パンフレットをダウンロードして確認して下さい。
ポルシェカイエンターボを見かけたら、ブレーキディスクをジーッと観察して下さい。
この会社も採用しているかな。「ブレンボ」は、イタリア、ロンバルディア州ベルガモ県クルノに本社を置く自動車・二輪車用ディスクブレーキメーカー。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1304186.html
https://www.brembo.com/jp/company/news/greentive