2008_08/30
中国、自動車の消費税率見直し、大型車に増税
中国財政部と国家税務総局は13日、自動車の消費税率を9月1日から見直すと発表しました。大型車(排気量3,000㏄超)の税率を引上げ、小型車(排気量1,000㏄以下)の税率を引下げます。
1.自動車消費税率
排気量 |
2008年9月1日〜 |
現行 |
1,000㏄以下 |
1% |
3% |
1,000㏄超1,500㏄以下 |
3% |
3% |
1,500㏄超2,000㏄以下 |
5% |
5% |
2,000㏄超2,500㏄以下 |
9% |
9% |
2,500㏄超3,000㏄以下 |
12% |
12% |
3,000㏄超4,000㏄以下 |
25% |
15% |
4,000㏄超 |
40% |
20% |
2.所見
(1)今回の見直しは省エネルギーと環境汚染防止が目的。中国では近年、自動車保有台数が大幅に増加しており、ガソリンやディーゼル油の需要が急増しています。消費者の小型車購入を奨励することで、中国政府はエネルギー消費の抑制と大気汚染防止につなげたい考えと見られます。
(2)大型車の税率引上げについては、中国の自動車販売の90%近くを占める1,000㏄超2,500㏄以下の中型車の消費税率を据え置いていることから、中国の自動車販売には影響は殆ど出ないとの指摘が一般的です。
(3)但し、3,000㏄超の大型車は、主に海外からの輸入車が多いことから、海外メーカーの中国国内販売に影響が出る可能性があるとの見方もあります
※静銀上海事務所「中国ニュース」より
大型車を購入できる人達には影響しないかも、それなりの収入がありますから。
でもそれにしても、凄い税金の掛け方ですね、さすが中国やる事が大きい。
コメント(1)
本当に久しぶりです。。消費税に関しては、考え方として私は賛成です。生活必需品や低所得者は安く、贅沢品や高所得者にはそれなりに・・と常々思っていたからです。日本でも初めはその様な考えらしかったみたいですが、追いつかなくなった様ですね。。何処の国も消費税の考え方は深刻みたいですね。。